2007/09/03 (Mon) at 10:37:23
一般の投資信託の投資先は債権、株式などですが、投資先が投資信託というファンドタイプがファンドオブファンズです。
ファンドオブファンズとは「投資信託に投資する投資信託」という意味になります。
その投資先の投資信託が株式や債権などに投資しているのです。
投資先の投資信託の運用者は、その分野のスペシャリストであることが多いために良い結果が期待できるといえます。
ある経済新聞には「ファンドオブファンズの残高が1兆円を越えた」という記事もあり、これから注目する投資家もいるでしょう。
特徴は運用スタイルの異なる複数の投資信託に投資しているため、国内株式などの現物に直接投資するよりもリスクを分散しやすいという所にあります。
さらに運用環境の変化に対する対応力の高さも特徴のひとつです。
たとえば投資先の投資信託の中で国内株式型の運用成績が低下してきた場合、ファンドオブファンズの運用者は海外株式型などの他の投資信託への投資を増やすといった対応を行います。
こうした対応が迅速に行える事から運用環境が変化しても高い収益が期待できます。
ただ投資信託へ投資するというようなコストのかかる運用手法を駆使しているため、信託報酬が比較的高くなっています。
こういった事からこのファンドは、投資信託の仕組みや投資環境の変化がある程度理解できている投資の中級者から上級者の人に向いているのかもしれません。
また、高度なリスク分散と運用手法を駆使しているということで、従来型のファンドに物足りなさを覚えている人にも向いているといえます。
2007/09/02 (Sun) at 10:48:38
バランス型の投資信託は、株式と債権に対してバランスよく投資し、株式の収益性と債権の安全性、安定性という両方の良い所を生かすことを目的としたファンドです。
ですから株式型よりはリスクは少なく、債権型より収益性が期待できる商品といえましょう。
投資信託協会の商品分類ではバランス型は約款上の株式組入限度が70%未満のファンドで、株式、公社債のバランス運用、或いは公社債中心の運用を行うものとするという規定があります。
そしてバランス型には国内の株式と債権を混ぜて運用する国内バランス型と海外の株式や債権まで投資対象にする海外バランス型の種類があります。
株式型はリターンが期待できる反面、リスクも高めになるといえるでしょう。債権型は、リスクは低めに抑えられますが、リターンは低めになります。バランス型はちょうどこの中間に位置します。
注意しなければならない事は、同じバランス型の商品でも、それぞれ株式と債権の比率は異なっている為、商品性にも違いが出てきます。
その辺の違いを見極める事が必要になるでしょう。
その名の通りバランス型は投資信託の中で最もリスク・リターンのバランスが良い型といえますので、欲を
を出しすぎず、結果を急がない、少々長い目で投資信託を考える人には向いていると思います。
ある程度のリターンでは満足できないがリスクはなるべく抑えたいという人なら株式型のファンドを長期的
に保有した方が良いでしょう。
株式型のファンドは、個々の商品の運用方針や投資する対象、組み入れ銘柄をきちんと把握したうえで選ぶ
のが賢明といえます。
2007/09/02 (Sun) at 10:48:11
投資信託を行うに当たり分配金の流れは把握しておく必要があるでしょう。
投資信託を運用した成果を定期的にまとめるのが決算です。決算の結果、その収益の一部を投資家に還元することを分配といいます。
分配によって支払われる分配金は、運用の実績により変化するもので、運用の結果によっては分配金が出ない場合もあります。
分配金は、株式や不動産投資信託の配当金、債券の利息などの利子収入と、株式・債券・不動産投資信託などの売買益です。こうしたものから、どのくらい分配金として支払うかは、投資信託ごとに定められた分配方針によって決まります。
分配金は、投資信託の信託財産から支払われる為、分配金が支払われた時は信託財産はその分減少し、基準価額は下がります。
換金は投資家が必要な時にいつでも行えます。
換金する場合には買取請求と解約請求があります。
換金方法によって、課税方法が変わってきます。
買取請求というのは、受益者が販売会社に、受益証券の買取りを請求することによって投資信託を換金する方法です。受益者と販売会社の売買取引であり、受益者による販売会社への売却といえます。
買取請求による換金で受益者に利益が出た場合、税法上は譲渡所得になります。
また解約請求は、受益者が販売会社を通じて投資信託委託会社に、信託財産の一部取り崩しを請求することによって投資信託を換金する方法です。
解約請求による換金で受益者に利益が出た場合、税法上は配当所得になります。
そして投資信託が信託を終了することを償還するといいます。信託期間のあるものは、その期限が償還日となります。
運用成果として償還日に計算される償還価額で、投資家の保有口数に応じて支払いするのが償還金です。
償還価額が個別元本を超える場合にその超過額の10%が配当所得として課税されます。
2007/09/02 (Sun) at 10:47:30
投資信託の中で、国内株式型のファンドタイプは、東証1部、東証2部、店頭市場など、日本国内にいくつかある株式市場で取引されている株式に投資して、その値上がり益を追及しようとする事を目的としたファンドです。
組み入れる株式の中には、複数の市場に幅広く投資する商品もあれば、特定の市場や業種に絞ったものもあり、それぞれリスクとリターンの度合いも少々異なってきます。
株式型のファンドは、個々の商品の運用方針や投資する対象、組み入れ銘柄をきちんと把握したうえで選ぶのが賢明といえるでしょう。
株式は市場全体の動向や個々の企業の業績などの影響を受ける為、短期的に考えると大きな値上がりが期待できますが、大幅に値下がりするリスクもあります。
しかし長期保有を考えれば株式のリターンも安定化する傾向があるので、一時的な値動きに動じる事なく時間をかけて運用する事が重要です。
商品によっては、ハイリスク・ハイリターンのものもある事から国内株式型の投資信託は、ある程度資金に余裕のある人に向いているのではないかと思われます。
そして最低5年以上保有する事が理想です。
一般的に投資信託は長期で継続的な投資が有利といわれています。
若いうちから老後に向けて蓄えを始めようと考えている人や5年位先にマイホーム等の高い買い物を購入しよう
とお金を貯めている人には特に向いています。
まとまった資金がなければ、少しずつ積立投資する方法も考えられます。