2007/09/12 (Wed) at 08:41:03
「老後の蓄えにしたい」
「新居購入資金にしたい」
「結婚のための資金にしたい」
「自分のおこづかいを増やしたい」
人によってさまざまな目的がありますが、今、資産運用の方法として投資信託が人気を集めています。
以前は証券会社でなくては買えなかった投資信託が、今では銀行、保険会社、そして郵便局でも買えるようになったので、より身近に感じられるようになったのでしょう。
運用をプロのファンドマネジャーに任せられることや、少額からでも投資できることなどが注目され、投資信託は初心者でも簡単に購入できるイメージがあります。
しかし、初心者だからこそ、頭に入れておきたいのは投資信託のリスクについてです。
ここでいうリスクは「危険」という意味ではありません。
儲けの不確実性・儲けのブレ幅のことです。
リクスとリターンは正比例するようになっています。
(例)ハイリスク・ハイリターン→儲ける確率は高いですが、それだけ損をする確率も高いです。
<投資信託の4つのリスク>
1.価格変動リスク・・・・・・・・株式や債券の価格は毎日変動します。それにともなって、投資信託の基準価額も変動します。
2.金利変動リスク・・・・・・・・債券は市場金利が上がれば価格が下がり、金利が下がれば価格が上がるという特徴があります。金利の変動は債券に投資する投資信託の基準価額に影響します。
3.為替変動リスク・・・・・・・・海外投資信託を買ったとき、基準価額は円で評価するため、円高が進めば為替差損が、円安が進めば為替差益が生じます。
4.信用リスク・・・・・・・・・・・・投資先が破綻してしまった場合、資金を回収できないこともあります。
これらのリスクは投資先によって違います。
投資信託を購入する時は、その商品が何に影響を受けやすいのかを考える必要があるでしょう。
適切な知識を身につけて、自分の目的やリスク許容度に合った資産運用をしたいですね。
2007/09/11 (Tue) at 08:19:47
投資信託において、基準価格とは1口当たりの時価になります。
投資信託の時価総額は、組み入れている株や債券などの有価証券の価格変動にともなって変化しますが、基準価格の算出は、有価証券の価格変動に、利息・配当金などを加えて資産の時価総額を算出し、さらにそこから運用にかかるコストを差し引いて純資産を計算して、それを1口当たりに換算して求めます。
基準価格は投資信託の買い付け代金や解約代金を計算する基準となります。
現在のところ、国内株式型のファンドの中で一番基準価格が高いのは、フィデリティの運用会社で扱っているファンドで、「フィデリティ・日本小株型・ファンド」でしょう。
7月10日時点で、基準価格が29,000円代になっており前日比も31円上がっています。
このファンドは日本の証券取引所に上場されている株式のうち、小型株を主要な投資対象とします。
個別企業分析により、比較的規模の小さい高成長企業を選定し、利益成長性等と比較して妥当と思われる
株価水準で投資を行ないます。
選定の基準としては、市場平均に比較し成長力があり、その持続が長期的に可能と判断される企業という事になっています。
もうひとつ基準価格が20,000円代になっているファンドが「フィデリティ・日本バリュー・ファンド」です。
両方ともフィデリティの運用会社が扱っているファンドになります。
フィデリティグループは米国最大の資産運用会社のフィデリティ・インベストメンツを背景に、合的な金融サービス会社として世界をリードしており、個人および機関投資家に対し、投資信託運用や退職金プラン、証券売買・株式投資サービスを直接または金融機関を通じて提供しています。
投資信託においても注目されている運用会社のひとつといえます。
2007/09/10 (Mon) at 04:02:53
ピクテの投資信託とは、グローバルソブリンに次いで2番目に人気の投資信託で、世界の公益企業を投資対象としています。
正式名称は、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドいい、毎月分配型ファンドです。
特徴としては、
★投資対象は世界の高配当利回りの公益株。
★特定の銘柄や国に集中でずに、分散投資を行う。
★毎月分配を行う。(原則として毎月10日に決算を行います。)
ピクテは、電気、ガス、水道などの公益企業に投資をしているので、高い配当や、倒産の可能性が低いことがメリットです。
しかし、デメリットとして、購入手数料が高いということと、投資対象が株式のみ、という2つが挙げられます。
<ピクテ銀行の歴史>
ピクテ銀行は1805年にスイス・ジュネーブでヨーロッパの富裕層を対象にした資産運用・保全のサービスを行う銀行として誕生しました。
それ以来、200年にわたって、世界中に資産運用のサービスを提供している歴史ある会社です。
日本では、1997年からピクテの投資信託業務を始めました。
ピクテは「アクティブ運用」「組織運用」「リスク管理」の3つを運用哲学として、現在、日本国内の証券会社や銀行など80社ほどを通して、投資信託商品を販売しています。
<ピクテ投資信託・ファンド例>
・ピクテ・グローバル・インカム株式(毎月分配)
・ピクテ・ユーロ最高格付インカムF(毎月決算) 『愛称 : ユーロ・セレクト・インカム』
・ピクテ・インカム・コレクション・F(毎月) 『愛称 : インカム・コレクション』
・ピクテ・ユーロ最高格付国債F(3カ月決算型) 『愛称 : ユーロ・セレクト 3M』
・新光ピクテ 世界インカム株式F(毎月決算)
・ピクテ・ニッポン・プレミア・グロース
・ピクテ・プレミアム・ブランドF(3カ月決算)
・ピクテ・ハイインカム・ソブリン(毎)ヘッジ
・ピクテ・ハイインカム・ソブリン(毎)ヘッジ無
・ピクテ・ニッポン・グロース・ファンド 『愛称 : ヤマト』
・ピクテ・バイオテック・ファンド 『愛称 : ゲノム』
・ピクテ・ユーロ最高格付国債F(毎月決算型) 『愛称 : ユーロ・セレクト』
・ピクテ・グローバル・バランス・オープン
・ピクテ 欧州ファンドBコース
・ピクテ 欧州ファンドAコース
・野村ピクテプレミアムブランド Aコース
・野村ピクテプレミアムブランド Bコース
ピクテは三菱UFJ証券で購入可能です。(三菱UFJ証券の手数料が一番安く、3.15%)
2007/09/09 (Sun) at 09:20:18
日本で初めての投資信託は、1941年に野村證券が委託者とし野村信託を受託者とする投資信託が設立したのが始まりといわれています。
翌年には野村證券をはじめ、5社の証券会社が委託者として業務を開始しました。
1945年には第2次世界大戦の終結により募集が打ち切られ、1948年の株価高騰を機に1950年3月まで順調に償還しました。
戦後の投資信託は、株式市場が沈滞している中で、1951年に再開されました。
その年に証券投資信託法が公布、施工され、現在の日本における投資信託制度の法律的基礎が確立しました。
翌年には大和證券が日本で初めて追加型投資信託「大和オープン」の募集を開始します。
1959年、日興・野村・山一・大和証券で兼営の投資信託委託業務を分離する為に投資信託委託株式会社を設立しています。
1961年には公社債投資信託が開始され、投資信託は飛躍的に発展していきます。
しかし1965年の証券不況により、投資信託は試練期を迎えました。
この時に大蔵省は証券投資信託法の改善策を検討し、1967年に受益者の保護と証券市場の健全な発展を徹底する為、委託会社の受益者に対する忠実義務の明示等を規定した「証券投資信託法の一部を改正する法律」を公布、施工しました。
その後日本の経済成長に伴い、株式市場も活発化していきます。
その中で投資信託も順調に伸びていきました。
それからは株式市場の急落で長期に渡って低迷が続いたり時期もありましたが、1992年5月にMMFが設立され有利な金融商品として投資家から評価を受けています。
2007/09/08 (Sat) at 15:29:17
国内債権型の投資信託は、国が発行する国債や、地方自冶体が発行する地方債、企業が発行する社債にくわえ、短期金融商品に投資する投資信託です。
債権は借用書のような物ですから、債権購入者は発行者に対してお金を貸した事と同じになります。
債権の発行者は期間内に借りたお金を返済し、それに対して利息を支払う事を約束します。
発行者がお金が払えなくなる状態にならない限り、預貯金と同じように元本の返済と利息の支払いが約束されてるという事になります。
国内債権型の投資信託はこの性質を取り入れ、債権を組み入れる事により安定的な利回りで収益を得るという目的で作られたファンドです。
このタイプのファンドの中で特に安全性が高い運用が行われているファンドがMMFや短期公社債投信などが挙げられます。
債権は株式と比べて価格変動のブレが小さく、安定しているので、これに投資するファンドの運用実績も、株式型に比べると安定しているといえます。
その代わり債権の利息による収入や値上がり幅は、株式の配当、値上がり幅と比べればかなり見劣りするでしょう。
投資の運用が安定しているのを一番に考える人は、このようなMMFや短期公社債投信のファンドが向いているのではないかと思われます。
例えば、野村アセットマネジメントで扱っているノムラ短期債権オープンのファンドは現在、この会社の国内債権型ファンドの中で一番、基準価格が高くなっています。
この商品は「2年程度の期間、着実に運用されたい投資家に最適です」となっています。