2007/09/11 (Tue) at 08:19:47
投資信託において、基準価格とは1口当たりの時価になります。
投資信託の時価総額は、組み入れている株や債券などの有価証券の価格変動にともなって変化しますが、基準価格の算出は、有価証券の価格変動に、利息・配当金などを加えて資産の時価総額を算出し、さらにそこから運用にかかるコストを差し引いて純資産を計算して、それを1口当たりに換算して求めます。
基準価格は投資信託の買い付け代金や解約代金を計算する基準となります。
現在のところ、国内株式型のファンドの中で一番基準価格が高いのは、フィデリティの運用会社で扱っているファンドで、「フィデリティ・日本小株型・ファンド」でしょう。
7月10日時点で、基準価格が29,000円代になっており前日比も31円上がっています。
このファンドは日本の証券取引所に上場されている株式のうち、小型株を主要な投資対象とします。
個別企業分析により、比較的規模の小さい高成長企業を選定し、利益成長性等と比較して妥当と思われる
株価水準で投資を行ないます。
選定の基準としては、市場平均に比較し成長力があり、その持続が長期的に可能と判断される企業という事になっています。
もうひとつ基準価格が20,000円代になっているファンドが「フィデリティ・日本バリュー・ファンド」です。
両方ともフィデリティの運用会社が扱っているファンドになります。
フィデリティグループは米国最大の資産運用会社のフィデリティ・インベストメンツを背景に、合的な金融サービス会社として世界をリードしており、個人および機関投資家に対し、投資信託運用や退職金プラン、証券売買・株式投資サービスを直接または金融機関を通じて提供しています。
投資信託においても注目されている運用会社のひとつといえます。